レバレッジを掛けたトレードは大きなレバレッジを掛けた分だけリターンも魅力的ですが、損失には十分注意しなければいけません。
レバレッジ取引の危険性
ビットコインFXトレード / レバレッジ取引で利益を出すためには、資金管理がもっとも重要だと言っても過言ではありません。
Twitterなどを見ていると、レバレッジ100倍で利益率1000%だとか、そういうツイートを見て、「自分も!」という気になってきてしまいますが、トレードを行う際には、自分が資金的にどれくらいのリスクを取れて、どれくらいのリターンを産めば収支がプラスになっていくのか、リスクリワードを十分に考えてトレードを行う必要があります。
資金管理が重要なのは一見当たり前のように感じるかもしれませんが、利益を上げられるトレーダーと利益を上げれないトレーダーの差は、テクニカル分析もさる事ながら、資金管理が重要といっても過言ではありません。
損失を多く出してしまうトレーダーのほとんどは資金管理が不十分であり、分かっているつもりが資金管理をおろそかにしてしまい、損失を繰り返す場合が多く見受けられます。
仮想通貨FXを行う上で、ロスカットラインをきちんと設定してそれを守ったり、レバレッジの倍率を適切に管理したり、資金管理をきちんと行うことはとても重要です。
仮想通貨FXレバレッジ取引のリスクワード
それではレバレッジ取引がどれぐらい危険なのか実際に数字を見ていきましょう。
レバレッジ5倍では、20%の変動で資金は2倍もしくは0
レバレッジ10倍では、10%の変動で資金は2倍もしくは0
レバレッジ100倍では、1%の変動で資金は2倍もしくは0
レバレッジトレードでは、掛けた倍率の分リターンは大きいですが、リスク管理をしっかりとすることが重要です。
仮想通貨FXは株取引に近いイメージ
仮想通貨のFXトレードはリターンが大きい分だけリスクも大きく、騰落率(値動き)からすれば、株取引をレバレッジを掛けて取引するようなものです。
株取引をされている方であれば、株取引を100倍で行うと考えれば、そんな恐ろしいことは出来ないと思う人が多いのではないかと思いますが、それが出来てしまうのが仮想通貨のレバレッジ取引です。
株の信用取引ではレバレッジが2倍ですが、そこから考えると仮想通貨FXでレバレッジ100倍というのが、それだけハイリスクハイリターンなのか感じがつかみやすいかもしれません。
レバレッジ取引でのナンピンは要注意
最も多く見られる資金管理の失敗は、自分のポジションとは逆の価格の下落上昇に伴って、ナンピンをしていった場合。
ナンピンを行うことで、証拠金維持率は一気に下がりロスカットラインは狭まり、当初予定していた資金管理が一気に崩れ、ロスカットとなってしまうケースが多く見られます。
トレードをする際は、ポジションを持つ前に想定されるシナリオを何通りも描き、ポジションを保有した後は、それに合わせたトレードを行うのが最も賢明です。
マーチンゲールは危険
自分のポジションと価格が逆に動いてしまった場合に、建玉を倍々に増やしていき、平均取得単価を下げ、小さな反発で利益にするマーチンゲールという手法は有効ではありますが、自分が思うよりも大きな価格変動が起こった場合に、大きく損失を出してしまいます。
マーチンゲールでナンピンを行うのが仮想通貨で最も危険な取引といえるかもしれませんが、マーチンを行う際もロスカットラインはきちんと設定してトレードすることが重要です。
トレードは余剰資金の範囲内で
プロスペクト理論と市場心理
いざポジションを持つと、プロスペクト理論や市場心理が作用するので、事前に展開を予想するのとは違い、自分の感情がトレードに大きく影響します。
トレードをしていると、まるでチャートと自分の心理状況が同期してくるような感覚を覚えますが、当然チャートは自分の感情では動きません。
ポジションを持つ際のシナリオは、必ずポジションを持つ前に描き、ポジションを持った後もそこから修正していくのが好ましいと言えます。
またトレードをする際には、資金に十分な余力を残す事も必要です。 ゆとりのある資金管理は、トレードをする際の心理的影響を軽くしてくれます。